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コラム

メルマガ「ジンテック通信」で配信される「なるほどコラム」。最先端の情報をサイバーセキュリティやDX分野の専門家が、独自の視点と分析でわかりやすく解説。“世界の今”が身近に感じられると、大好評連載中です!

名和 利男 氏
サイバーディフェンス研究所(株):専務理事/上級分析官
(株)日本サイバーディフェンス:非常勤役員・シニアエグゼクティブアドバイザー
中川 郁夫 氏
株式会社ジンテック 未来ビジネス アドバイザー・大阪大学 招聘准教授
吉元 利行 氏
現代ビジネス法研究所 代表

第26回:「デジタル革命と顕名市場」

コラム
<はじめに>とある八百屋さんで、近所のおばちゃんが買い物に来たときの店主の言葉。「息子さん、昨日の運動会で頑張ってたねぇ。今日は大根一本、おまけしとくよ。」お客様のことを良く知ってるからこそできる会話。八百屋さんのような、近所の主婦が主たる客層であれば、こうい…

アフターコロナ第18回:顔認証決済は今後拡大するのか

コラム
この連載で、顔認証決済の実証実験を何度か取り上げてきたが、昨年末Facebookの運営会社Meta(メタ)が、顔認識プログラムを中止する旨を発表した。同社の11月2日の公式ブログによれば、今まで保有していた10億人以上の個人の顔認識テンプレートが削除され、これ…

第25回:「顕名化の意味」

コラム
<はじめに>「ある女の子がお前のことを好きだったんだって」中学3年の冬、友人から衝撃の言葉が。何だって? ある女の子って誰? 好きだった? って、過去形なの? じゃ、今は? わけがわからなくて友人を問い詰めたが、固く口止めされていたらしい。詳しくは教えてくれな…

アフターコロナ第17回:ビールから金融まで 新たな選択肢となる商品・サービスの提供

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コロナ禍で研究会や勉強会などの後の飲み会がなくなった。感染者数が急速に減少し2桁になった12月でも、飲食店の利用人数などに条件があり、歓送迎会、忘年会はほとんどが自粛になった。「飲みニケーション」にそっぽを向く若者も多いと聞くが、本音の情報交換や非公式情報の交…

第24回:「配達は住所から人へ」

コラム
<はじめに>ネットショッピングは驚くほど配達が早くなった。あるサービスでは、購入から最短2時間で手元に荷物が届くらしい。会員向けのサービスだったり、エリアが限定されたり、と条件はある。にしてもスゴイ時代になったものだ。筆者もネットで買い物をする機会が増えたが、…

アフターコロナ第16回:キャッシュレス決済の副次的メリット

コラム
いくつかの所要があり、12月だけで関西を3回訪問した。このうち、2回目の目的は、南海電車のVISAタッチ決済の実証実験とパナソニックと道頓堀商店街の顔認証決済の実証実験の取材だった。12月はコロナの感染者数もきわめて少なく、土曜日であったためか道頓堀は若年層の…

第23回:「広告ビジネスの構造変化と顕名化(続)」

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<はじめに>筆者はFacebookのヘビーユーザーである。直接の知人、名刺交換した人、講演の聴講者しか承認してないつもりだが、それでも友達の数は2,100人を超える。友達の投稿を読むのも楽しいが、私自身も、毎日数件の投稿をしてイイネの数にドキドキしたりしている…

アフターコロナ第15回:意思伝達手段の変化について考える

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先日、衝撃的な話を聞いた。某有力地方企業では、当日急病などで休む場合にメールやLINE等のメッセージ機能を使った連絡は認められず、原則、電話連絡が必須というのだ。コロナ禍前であれば、多くの企業が同様だったと思うが、出勤制限でリモートワーク化が進み、一回も対面し…

第22回:「広告ビジネスの構造変化と顕名化」

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<はじめに>知り合いがホームページを作った。Googleに「ホームページ作成」と入力すると、近所の業者が出てきたので頼んでみたのだという。(言ってくれれば手伝ったのに、笑)Googleは優秀だ。入力したキーワードに応じて瞬時に答えてくれる。しかも、欲しい回答が…

アフターコロナ第14回:ふたつぼし4047-地方交通網の在り方を考える

コラム
緊急事態宣言中は密を避けるためにテレワークの活用が求められ、出社する場合には、首都圏では電車やバスなどの公共交通機関の利用時間帯の分散が要請された。通勤や通学にバイクや自転車を利用する人も増えており、軽二輪車(126~250cc)の2020年の販売は前年度比1…

第21回:「製品の販売は顧客とのつながりの始まり」

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<はじめに>シューズを履くと自動的に靴紐を調整してくれる。バック・トゥー・ザ・フューチャー2 (Back To The Future Part 2) に登場したシューズは印象的だった。主人公のマーティが2015年にタイムスリップする。未来の街で彼がNIKEのロ…

アフターコロナ第13回:BNPL市場の新しい動き

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コロナ禍において、ネット決済はもちろん対面取引でも非接触決済が好まれ、スマートフォンでの〇〇PayといったQRコード決済の前払いでの即時決済が利用されている。後払い決済では、クレジットカードによる非接触ICカード(タッチ決済など)の利用が拡大している。これらの…

第20回:「スターバックスの挑戦」

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<はじめに>スイカジュースと酸味のあるパッションティーを合わせたベースに、ホイップクリームをのせる。その上にチョコレートソースと抹茶パウダーをトッピングし、黒と緑のスイカの模様を形づくる。「富山 まるで スイカっちゃフラペチーノ®」<スターバックスホームページ…

アフターコロナ第12回:非接触取引を悪用した詐欺に注意

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新型コロナウィルスの広がりにより、かつてないスピードで非接触の取引が拡大している。若年層向けのサービスはもちろん、中高年齢層向けにも非接触取引が増え、人と対面しないままでサービスを提供したり・されたりすることに、違和感がなくなりつつある。しかし、このような環境…

第19回:「旅館のサービスに学ぶ」

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<はじめに>地元富山に、たびたび使う宿がある。欧風のオーベルジュで雰囲気も良く、地元の食材を使ったフランス料理のフルコースが最高に美味しい。食べ仲間と一緒に毎年のようにお世話になっていた。(コロナ前までは、涙)常連は贅沢を堪能できる。毎回、食事のアレンジが期待…

アフターコロナ第11回:ペーパーレス化だけはない、真のDXに向けて

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コロナワクチン接種も済んだので、緊急事態宣言明けにキャッシュレスの導入状況と課題の調査に出かけた。併せて、現地の博物館や資料館、名所・旧跡なども見学した。そこで改めて感じたのは、ほとんどの施設で紙の入場券・入園券が交付され、現金でしか購入できないということ。紙…

第18回:「デジタルで変わる教育のカタチ」

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<はじめに>高校のとき、数学に熱中していた。国語や社会の時間も数学に取り組んだ。人の3倍は時間を使っただろうか。結果、大学入試の共通テストで数学は満点。世界史は1問もわからず、100点満点中28点だった (4択式なので、爆)。一人ひとりに合わせた学びがある。考…

アフターコロナ第10回:非接触決済のデジタル商品券と地域創生

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2021年7月15日から福島県の会津磐梯町で日本発のブロックチェーン技術「IROHA」を使ったデジタル地域通貨が、デジタルプレミアム共通券という形で発行されている。磐梯町は、人口5千人にも満たない小さな町であるが、2020年にデジタル変革戦略室を設置し、町の各…

第17回:「あなたの肌に、ピッタリのコスメが見つかります。」

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<はじめに>ZOZOGLASSなるものが登場した。今度は眼鏡か??あのZOZOが新たな取り組みを開始した。本連載の第5回に「個客一人ひとりに合わせた商品」と題して旧ZOZOSUIT (*) とZOZOMATを紹介した。今度はZOZOGLASS。見た目にカラフル…

アフターコロナ第9回:交通機関での新しい非接触決済が拡大している

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アフターコロナシリーズ第1回の連載の最後に、海外では電車や地下鉄、バスなどに乗車する際に、iPhoneのApplePayを使って非接触で運賃の支払ができ、わざわざ現地の交通系プリペイドカードや切符を購入する必要がなくなりつつある旨記載した。その後、わが国でも、…

第16回:顔が見えるニュースサービス

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<はじめに>最近、テレビや新聞のニュースがイマイチ面白くない。興味のある話が扱われていないからだろうか。芸能人や政治家がどうだとか、オリンピックを開催するとかしないとか、コロナで禁酒令+灯火管制がとか……。でも、どう考えてもネットのほうが情報は早いし、広く、詳…

アフターコロナ第8回:コロナ禍で増えたネット取引と後払いサービス決済(3)国内の後払い決済サービスの状況

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欧州、北米、豪州では、EC通販取引を中心に、6週間以内や2か月以内など短期間での一括後払い、または短期間の分割支払いを中心に、中には6カ月以上の長期分割支払いサービスがBNPLサービスとして提供されている。最近では各国のBNPL業者が東南アジアに進出し、コロナ…

第15回:顔が見える宿泊サービス

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<はじめに>Airbnbというサービスをご存知だろうか。「いや、さすがにAirbnbは知ってるぞ」と怒られるかもしれない (笑)。念のために紹介しておく。Airbnbは部屋や家を貸したいと考える人と、部屋や家を借りて滞在したいという人のニーズをマッチングさせる…

アフターコロナ第7回:コロナ禍で増えたネット取引と後払い決済サービス(2)

コラム
クレジットカードを利用しない代金回収方法として、世界で急成長を遂げているBNPL企業。BNPL企業は、金融機関やクレジット会社が提供する後払いサービスとは異なる、マネーインタラクティブなデジタル時代に対応した分割払いプランを提供し、コロナ禍で非接触ECの拡大を…

第14回:笑顔で買い物

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<はじめに>一見すると「なんのこっちゃ」と思うタイトルを付けてしまった (笑)。 買い物をするときに店員さんに笑顔で話しかけよう、などという話をするつもりはない。今回も、本連載のテーマである「取引のデジタル化」について紹介したいと考えている。今回の事例は「笑顔…

アフターコロナ第6回:コロナ禍で増えたネット取引と後払い決済サービス(1)

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新型コロナの感染拡大を防止するためリモートワークが増え、自宅で昼食をとることが多くなったために、食事のデリバリーサービスを依頼する人が増えたという。また、衣料品や装飾品だけでなく、食品類の買い物でも、ネット通販を利用する人が増加している。ネット通販の利用は、登…

第13回:ネットフリックスの強みの本質と「つながりの市場」

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<はじめに>“ネトフリ沼” という言葉があるらしい。ネットフリックス (Netflix) で映画やドラマを視聴しているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまう。「沼」に浸かっているかのような、すっかりハマってしまう状態のことのようだ。面白い映画やドラマを視聴し…

アフターコロナ第5回:コロナ禍で増加するカスタマーハラスメントと金融サービス

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コロナ禍での感情的なクレームの増加コロナ禍の中、マスクの有無、消毒個所の不備など感染対策に関するクレームや、フェイスガードや仕切り板などのせいで説明が聞き取りにくいなどのクレームが増加しているようだ。そのクレームの中には、いきなり声高に指摘したり、人格を否定し…

第12回:Amazon GOから考えるキャッシュレスの意味

コラム
<はじめに>未来のコンビニを思わせる“Amazon GO” のコンセプト動画を覚えているだろうか。Amazonが投稿したYoutube動画である。レジも支払いもない、斬新な店舗の仕組みで、私などは、ぶったまげて椅子から転げ落ちそうになった (笑)Amazon …

アフターコロナ第4回:非接触取引の新しい動きとデジタル金融サービス

コラム
完全リモートの令和3年の業務正月明け早々、仕事始めの日に寝坊した。恐る恐る、モニターの前に座ると恒例の社長の年頭のあいさつの真最中。幸いにも就業時間と同時に接続される会社のモニターには、新年用のネクタイ姿の仮想画像をあらかじめ仕込んでいたので、寝坊は露見しなか…

第11回:who, when, where, … 顕名を前提とする鍵の仕組み

コラム
<はじめに>私が学生のころ (今から考えると何十年も前か、笑) の話である。一人の知人が言っていたことが興味深かった。一人暮らしだった彼の部屋に、よく彼女が遊びに来たと。合鍵を渡して部屋を片付けてもらったり、手料理を作ってもらったり。まぁ、結構な話である。とこ…

アフターコロナ第3回:非接触実現へ一歩先の新たな投資

コラム
11月初旬、キャッシュレス決済の普及状況を確認しに、函館・大沼を訪れた。函館市では、10月中の感染者が1名と落ち着いていたこともあり、ゆったりと各地を回ることができた。ホテルや飲食店、観光施設では、「新北海道スタイル」安心宣言の下、各事業者が「7つプラス1の習…

第10回:PoS (Point of Sales) から PoU (Point of Use) へ

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<はじめに>コンビニでお弁当を買うときは、レジでお金を渡すことでお弁当が自分のものになる。お客様が誰かによらず、モノとカネを交換することで取引が成り立つ。この連載で何度も紹介してきたように、匿名取引の基本的なスタイルである。PoS (Point of Sale…

アフターコロナ第2回:オープンシステム時代のセキュリティ対策

コラム
前回は、コロナ禍の中で、現金に代わってクレジットカード・デビットカードといったキャッシュレス決済手段の利用機会が拡大したばかりではなく、非接触方式のICカード利用により、決済プロセスが変化し、最小限の接触さえ回避するアフターコロナの主要決済手段となるのではない…

第9回:キャッシュレスの先にある「世界観」

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<はじめに>“MagicBand”には衝撃を受けた。はじめてその概要を知ったのは2014年だったろうか。米国フロリダにあるWalt Disney World (以下、WDW)で使える魔法のリストバンドである[1],[2]。これを身に着けているだけでWDW内の様…

アフターコロナ どう変わる決済と日本

コラム
中国・武漢で発生したとされるCV-19コロナウイルスがわが国にも伝播して間もなく1年を迎える。わが国では初めての感染症対策としての緊急事態宣言により、働き方と日常生活が大きく変わった。現金信仰が強く、デジタル後進国と揶揄されるわが国でも、デジタルを用いたサービ…

第8回:キャッシュレスがもたらす変革の本質

コラム
<はじめに>飛行機の乗客には「ランク」がある。空港で長い行列に並んでいる際、隣で「高ランク」の乗客が優先的に案内されるのを見て「羨ましい」と思ったことがあるのは私だけではないだろう (笑)。 空港ラウンジ利用、専用セキュリティチェック、優先搭乗、他にも高ランク…

第7回(完):個人データの漏えいが生じた場合の対応

コラム
企業や金融機関の管理する個人データには、様々な情報が紐付けられており、その情報を獲得して不正な利益を獲得しようと、組織的に企業のデータベースや情報管理システム、決済システムなどに侵入を繰り返す者が後を絶ちません。彼らは、システムの脆弱性を探したり、メール等にウ…

第7回:健康・医療の業界構造を変える保険の新サービス

コラム
<はじめに>保険は不思議に満ちている。先日、自分の保険を確認する機会があった。社会人になりたてのころに入った、27年も前のモノである。考えてみると、社会人になって無茶を重ね、飲み会の後にラーメンを食す日々が続き、体重とストレスがスゴイことになっているのだが、保…

第6回:利用停止等や第三者提供の停止の請求

コラム
今回の個人情報保護法の改正で、金融機関が最も留意すべきと思われるのが、今回のテーマです。従来から、個人情報保護法に基づき、企業の持つ顧客情報の開示請求をしたうえ、利用停止や消去などを求めることが可能でした。しかし、実際に利用停止等ができるのは、個人情報取扱事業…

第6回:原価から成果へ

コラム
<はじめに>私は鼻炎に悩まされている。血液検査で代表的なアレルゲンに反応はなかったが、症状は明らかにアレルギー性鼻炎だという。それ以来、いろいろな鼻炎薬を試してみているが、これがなんとも難しい。眠くなるのは困るし、全く効かない鼻炎薬も多く、時間とお金だけを浪費…

第5回:個人情報~情報の開示請求等の範囲の拡大

コラム
個人情報取扱事業者の保有する個人データを本人に開示するという仕組みは、OECD8原則のうち個人参加の原則に対応するものです。個人データの開示は、利用目的等の通知、公表等の仕組みと相まって、個人の情報の訂正や利用停止等の権利行使につながり、個人情報の取扱いの透明…

第5回:個客一人ひとりに合わせた商品

コラム
<はじめに>筆者の足は少々横幅が広い。自分の足幅に合う靴を探すのも難儀である。先日も、靴を新調して気分良く仕事に出かけたが、家に帰るころにはすっかり足が痛くなってしまった。足の形は人によってだいぶ違うらしい。足の長さや幅だけではなく、踵の幅や、甲の高さまで千差…

第4回:仮名加工情報による情報活用範囲の拡大

コラム
6月5日に、個人情報保護法の改正法案が国会で可決され、成立しました。前回は、個人情報保護法で取り扱う情報類型が拡大し、「個人関連情報」という概念が設けられたこと、提供する側で個人情報に該当しない「個人関連情報」が、提供元で個人を特定できるときにおいて提供元・提…

第4回:行動で変わるサービス

コラム
<はじめに>筆者は富山県に生まれた。地方都市によくある話で、同地では生活に自動車は必須である。会社に行く、食事に行く、友達に会いに行く、近所のスーパーに買物に行く、あらゆるシーンで自動車を使う。最近、カーナビがよく喋る。昔と比べると、圧倒的に口数が増えた。どこ…

第3回:個人情報保護法の対象となる情報の拡大

コラム
今回から、国会に提出されている個人情報保護法の改正内容をご紹介しながら、主に金融関連サービスの実務への影響について解説していきます。最初に、個人情報保護法の「保有個人データ」の範囲が見直しされ、個人情報に関連して新たな概念が2つ定められましたので、これを解説し…

第3回:点から線・面への広がり

コラム
<はじめに>少し前、中国でシェアサイクルが大人気になった。2018年、上海出張の際も街は多数のカラフルな自転車に溢れていたことを覚えている。利用者はどこで自転車に乗って、どこで乗り捨てても構わない。スマートフォンを近づけて解錠し、乗り捨てた際に利用した時間を計…

第2回:個人情報保護法と金融関連サービス

コラム
前回は、2019年12月13日に公表された個人情報保護委員会の「個⼈情報保護法 いわゆる3年ごと見直し制度改正大綱」(以下「改正大綱」)の概略を紹介しました。すでに、改正大綱に基づき、改正法案が3月10日に国会に提出されています。改正法案の内容については、次回…

第2回:デジタル化するのはモノではなく体験そのもの

コラム
<はじめに>文部科学省がデジタル教科書を推進している。同省のホームページ(*1) では、デジタル教科書を「紙の教科書の内容の全部をそのまま記録した電磁的記録である教材」と説明している。どうやら、紙の教科書と同じ内容をタブレットなどで表示する、らしい。(*1)h…

第1回:個人情報保護法の見直しと改正のポイント

コラム
2019年12月13日、個人情報保護委員会が「個⼈情報保護法 いわゆる3年ごと見直し 制度改正大綱」(以下「改正大綱」)を公表しました。この改正大綱は、意見募集(パブリックコメント)手続が採られ、今年1月14日に締め切られています。提出された意見を受けて、最…

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