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コラム
メルマガ「ジンテック通信」で配信される「なるほどコラム」。最先端の情報をサイバーセキュリティやDX分野の専門家が、独自の視点と分析でわかりやすく解説。“世界の今”が身近に感じられると、大好評連載中です!
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第58回:AI浸透後に広がる社会を妄想する(4)
コラム
<はじめに>「競争力」と「競争力の源泉」について考えてみたい。 「御社の競争力はなんですか?」 「御社の競争力の源泉は?」企業経営者であれば当然のように考えるテーマだろう。だが、明確にこれを言語化するのは意外に難しい。みなさんも、せっかくの機会だと思って、ぜひ…
攻撃者の心理を知る:サイバー犯罪の動機と手口の裏側(第8回)
コラム
サイバー攻撃は単なる技術的な問題ではなく、攻撃者の心理や目的が深く関与しています。特に金融機関は、攻撃者にとって高い価値を持つ標的です。防御策を強化するためには、攻撃者がどのような心理で、どのような目的を持って攻撃を仕掛けてくるのかを理解することが重要です。本…
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第57回:AI浸透後に広がる社会を妄想する(3)
コラム
<はじめに>情報技術で我々は楽になったのか。パソコンも、ネットも、モバイルも当たり前の時代。コミュニケーションは進化した。では、仕事は楽になったのか。どこにいても通知が飛んでくるようになった。食事中も、休憩中も、寝るときもスマホを横に置いている人は多そうだ。楽…
経営戦略とサイバーリスク管理を強化するオープンソースインテリジェンスの真価(第7回)
コラム
ここ数年、サイバー攻撃の脅威は増大し、企業はその対応に迫られています。高度な攻撃から日常的な脅威に至るまで、あらゆる攻撃手法に対応するためには、従来の対策だけでは不十分です。こうした中で、オープンソースインテリジェンス(OSINT)の活用が急務となっています。…
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第56回:AI浸透後に広がる社会を妄想する(2)
コラム
<はじめに>蒸気機関は何がスゴかったのだろうか。少しだけ、前回 (第55回) の続きを考えてみたい。蒸気機関の技術的な特徴は「お湯を沸かすこと」にある。というと大したことなさそうだが (笑)。実際、化石燃料で得た膨大なエネルギーでお湯を沸かして大量の蒸気を生成…
インシデント報告の「義務化」と「迅速化」への備え(第6回)
コラム
1. はじめに日本政府が、サイバー安全保障分野での対応能力を欧米主要国と同等以上に向上させるべく、新たな取組みの実現のために必要となる法制度の整備等について検討を行なっている「サイバー安全保障分野での対応能力の向上に向けた有識者会議」において、2024年8月7…
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第55回:AI浸透後に広がる社会を妄想する(1)
コラム
<はじめに>先日、興味深い挿絵(イラスト)を見つけた。1892年、ある週刊誌に掲載されたものらしい。記事のタイトルは “Frank Reade and His Steam Horse”。Project Gutenberg より引用背景にあるのは「蒸気機関」の登…
日本のサイバー安全保障戦略の変化と企業への影響(第5回)
コラム
1. はじめに近年、サイバー攻撃の脅威が急速に高まっています。これに対応するため、日本政府は「能動的サイバー防御」という新しい戦略へのシフトを検討しています。2024年7月に報道されたものだけでも、次のような論点が明らかになっています。能動的サイバー防御の導入…
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第54回:変化の捉え方 〜 モノを売る or 体験を提供する
コラム
<はじめに>「コールセンター」という言葉にどんな印象をお持ちだろう?先日、とある通販のコールセンターに電話した。定期便の商品を解約しようにも、とにかく電話がつながらない。申し込みは簡単にできたのに(笑)、解約がこんなに大変だとは。結果的に、行政の消費者センター…
インシデント(不正侵害等)の現場支援から得られた教訓(第4回)
コラム
はじめにここ数ヶ月間、サイバーセキュリティ関連の相談や助言依頼の件数が増加しています。特に、発生したインシデントへの対応に関することですが、その一部に、被害組織から対処支援を求められたシステム関連会社等からの依頼もあります。このような状況の中で、次のような「不…
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第53回:変化の捉え方 〜 契約の話
コラム
<はじめに>はんこ押印ロボットの話題を覚えているだろうか。図1. 「はんこ押印ロボット」(インプレス記事参照、*1)2019年の国際ロボット展に興味深いロボットが登場した。デンソーウェーブ、日立キャピタル、日立システムズの3社による、押印ができるロボティクスソ…
日本型組織が陥りやすい、サイバー攻撃対処の「不適切な考え方と意思決定」 (第3回)
コラム
ここ数年、会社規模に関係なく「デジタル化」の圧力が高まってきています。しかし、現場において、検討するが思い通りに進まない状況が見られています。特に、日本型組織と言われる「日本独自の文化や経済状況に基づいて発展してきた企業や団体の組織」において顕著に現れている印…
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第52回:変化の捉え方 〜 コミュニケーションツールの話
コラム
<はじめに>とある企業の役員が力強く語った。 「当社は、会議のDX(Digital Transformation)を推進する」検討案は次の通り。 「会議用タブレットを導入する」 → 紙を配るのではなく、電子的に資料を参照できるようにするためさて、読者のみなさ…
「標的型攻撃メール訓練」から
「フィッシング意識向上トレーニング」に移行を!
(第2回)
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はじめに多くの企業で「標的型攻撃メール訓練」が実施されていますが、最近のフィッシングメール(インターネット上で詐欺行為を行うために送信される電子メール)に対して、訓練効果が徐々に低下していると感じています。これは、筆者が参加している複数のチームが提供する「顧客…
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第51回:変化の時代
コラム
<はじめに>社会人生活30年、振り返ってみると驚くほど多くの変化を体験した。インターネットの登場はその最たるものだろう。入社直後、国内で商用サービスが始まった。続いてウェブ(World Wide Web)が浸透し、検索サービスや電子商取引、SNS(Social…
サイバーセキュリティは「弱みにつけ込む行為」への対策である(第1回)
コラム
はじめに日本におけるサイバー攻撃は、ここ数年で量・質ともに深刻化しており、市民の生活に影響を及ぼす事態が散見されるようになってきました。ところが、ほとんどの公的機関や企業において、深刻化するサイバー攻撃に適合したセキュリティ対策が取られていません。その理由の大…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <最終回>
コラム
海外のNeo Bank、Challenger Bankと我が国の方向性今までのジンテック通信で、世界のFinTech企業の金融サービスに対する取り組みなどを紹介してきた。FinTech企業が出現し、個人ユーザーを中心に支持を拡大してきたのは、従来の金融機関の業…
第50回:変化を捉える視点
コラム
<はじめに>ある経営者の言葉が印象に残っている。文脈は DX(Digital Transformation)だった。 「現事業の収益性を上げることが最優先なんだ。 デジタルツールを導入して自動化すればコスト削減が可能だろう?」別の経営者の言葉も紹介しよう。同…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第12回>
コラム
前回、中央銀行が発行するデジタル通貨の仕組みなどを紹介した。中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)は、民間企業が発行する電子マネーや、銀行などが発行するデジタル地域通貨などと異なり、強制通用力を持つ。中央銀行が発行するにあたっては、十二分に安全性に配慮し、…
第49回:顕名化と組織づくりの話
コラム
<はじめに>新たにチームをつくります。あなたはリーダーです。さて、 ・どんなチームをつくりたい? ・そのチームの特徴は? ・そのチームが大切にする価値観は?組織づくりは難しい。上記は、第47回で紹介した一般社団法人DeruQuiのワークショップ(以下、D…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第11回>
コラム
~デジタル通貨をめぐる世界の動き~前回、デジタル通貨時代に向けて、古い紙幣や1円玉などの硬貨の廃止に言及した。近未来は「デジタル通貨」時代になりそうな状況だからである。通貨に類する電子的な決済手段といえば、「電子マネー」がある。しかし、中央銀行が発行する「デジ…
第48回:「顕名化と『個別最適化』の話」
コラム
<はじめに>先日、次のような絵を見つけた。みなさんは、以下の絵から何を感じ、何を読み取るだろうか。今の教育システム(*)https://resemom.jp/article/2021/01/18/60019.html(*) https://note.com/j…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第10回>
コラム
~1円玉とともに、旧紙幣の廃止も検討すべきでは~前回、Rounding Ruleを導入して、1円硬貨などの製造を廃止し、少額硬貨をコインレスにすることを検討する時期なのではないかと書いた。しかし、スーパーや小売店などのレジシステムの変更、消費税の問題、釣銭クレ…
第47回:「顕名化と “学び” の話」
コラム
<はじめに>あるところで聞いた言葉が印象に残っている。 「教える場」ではなく「学ぶ場」を。「教育」は「教える側」の言葉のように聞こえる。広辞苑によると「教育」とは「教え育てること。望ましい知識・技能・規範などの学習を促進する意図的な働きかけの諸活動」とある。例…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第9回>
コラム
~Rounding Rule''の導入によるコインレス化~“Rounding Rule''(ラウンディング ルール)というものをご存じだろうか。カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、オランダ、ベルギー、アイルランド、フィンランドなどで導入されている「釣銭に…
第46回:「顕名時代の教育」
コラム
<はじめに>「受験」 - 入学や入社、また資格をとるための試験を受けること。いろんなところに「受験」がある。大学受験、高校受験が人生の分岐点になった人もいるだろう。中学受験を経験した人も多い。中には「お受験」がある小学校もあると聞く。「受験」という言葉には苦…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第8回>
コラム
~金融機関のセキュリティ対策のさらなる強化が必要~銀行の預金口座からの不正払戻しが、今年、急増している。全国銀行協会が公表している「インターネット・バンキングによる預金等の不正払戻し件数・金額」によると、2023年の上半期の不正送金額は30億円に達しており、不…
第45回:「データ戦略と信頼モデルの話(5)」
コラム
<はじめに>法務担当の言葉が印象に残っている。20年ほど前、契約文を確認していていた時だった。 「ホントは、信頼できる相手であれば契約書は不要なんですよ。」当時、ビジネス、特にB2Bの世界では契約書は当たり前だと考えていた。だが、信頼できる相手であれば口頭でも…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第7回>
コラム
~小学生も高齢者も取り込むキャッシュレス社会~2022年のキャッシュレス決済比率が36.0%に向上し、銀行口座振替を加えたキャッシュレス決済比率は、58.8%になった(月刊消費者信用2023年9月号)。キャッシュレス決済比率は、確実に向上しており、インフキュリ…
第44回:「データ戦略と信頼モデルの話(4)」
コラム
<はじめに>スマートグラスに関連するニュースが衝撃的だった。 「最先端の顔認証技術を用いて人混みなどで容疑者を発見できるハイテクのサングラス」https://www.afpbb.com/articles/-/3161548https://www.gizmodo…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第6回>
コラム
~小学生も高齢者も取り込むキャッシュレス社会~日本において、消費者のキャッシュレス利用を推進し、DX化し、効率化・省力化を図るうえでネックだったのが、少額取引である。キャッシュレス決済手段を導入するにあたり、事業者の決済機器の購入やレンタルの費用、加盟店手数料…
第43回:「データ戦略と信頼モデルの話(3)」
コラム
<はじめに>こんな記事を見つけた。 「急な出張が入った。手伝ってくれる人を探している。お礼はする。 ある人から荷物をもらってくるだけ。」ちょっとしたバイト感覚だろう。ネット上で紹介してもらった人から、荷物を運ぶだけで相当額(数万円)のお礼をもらったという。こ…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第5回>
コラム
~カードを持たない人へのキャッシュレス決済手段の提供~スウェーデンでは、欧米で主流のクレジットカードによるリボルビング払いとは異なる、分割での後払いサービスが生まれた。無金利で3回、または4回の分割払いができるBNPLである。BNPLとは、Buy Now, P…
第42回:「データ戦略と信頼モデルの話(2)」
コラム
<はじめに>その昔「ガマの油」を売る行商がいた。その売り方が面白い。Wikipedia に解説があるので、少し長いが引用してみよう。「香具師は、ガマの油は万能である、と語り、まず止血作用があることを示すために、刀を手に持つ。(中略)このように刀の切れ味を示した…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第4回>
コラム
~国民IDの利用の果たす役割は大きい~マイナンバーカードの活用が急がれている。世界ではすでに、国民IDを使ったデジタル化が整備されているからだ。国民IDを活用すれば行政サービスの効率化だけでなく、国民一人一人の実態に合った保護や支援が可能になる。脱税や不正な受…
第41回:「データ戦略と信頼モデルの話(1)」
コラム
<はじめに>高校生の娘がいる家庭に「ゆりかごのクーポン」が届いた。父親は激怒。 「うちの娘はまだ高校生だ。ゆりかごのクーポンを送るなんて、ふざけるな!」後日、様子は一転する。店舗責任者が謝罪の意を伝えた際、父親は次の言葉を口にした。 「私が知らないうちに、娘が…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第3回>
コラム
~現金決済を禁止すべきか、キャッシュレスオンリーを禁止すべきか~前回は、キャッシュレス取引が圧倒的なスウェーデンでも、現金取引に一定層のニーズがあることから、日本でキャッシュレス化が進んでも当面の間は、現金の用意が必要であろうとの結論に至った。また、銀行はAT…
第40回:「知徳報恩の話(5)」
コラム
<はじめに>名古屋出張時に知人と昼食をご一緒した。食事中に知人のスマホに通知が届く。 「あ。ちょっとごめん。投稿しなきゃ。」スマホを手に取り写真を撮って投稿。なにやら楽しそうだ(笑)。数分後には友達からさっそくメッセージも届いたようだ。なんのアプリを使ってる…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第2回>
コラム
~現金はなくなるのか~スウェーデンでは、デビットカード決済がクレジットカード決済を大幅に上回り、B to C決済で利用されていること、C to Cでは無料送金アプリの利用が8割に達していることなどから、現金取引が大幅に減少していることを第1回で紹介した。スウェ…
第39回:「知徳報恩の話(4)」
コラム
<はじめに>仲間から嬉しいメールが届いた。 「やっと気兼ねなく飲みにいける♪ 連休明けたら飲みにいこう!」なにやら、連休明けからイロイロと変わるらしい。この3年間、自粛でなにかと会食など、気にすることが多かった。飲み会にお客さんを誘うとか、仲間とカラオケに行…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第1回>
コラム
今回からは、筆者が実際に訪問した国における金融機関、国際ブランド、FinTech企業や流通企業などのキャッシュレス化とDX化に対する取り組み内容を紹介していきたい。筆者は、コロナ前に約4年間で、北欧、西欧、南欧、北米、中米、中国、韓国、東南アジア、インド、オー…
第38回:「ChatGPTの話」
コラム
<1. はじめに>「すみません!寝坊してしまって遅れそうです。申し訳ありませんが、もう少しだけ待っていてくれませんか?今日のランチを楽しみにしていたので、必ず行きます。もうしばらくお待ちいただけると助かります。」ChatGPT、恐るべし。上記の文章は、注目を集…
アフターコロナ第30回(最終回):キャッシュレス決済の行方
コラム
この連載では、コロナ禍において人の移動が極端に減り、経営が困難を極めた公共交通や地域商店街、飲食店などを対象に、ウイズコロナ・アフターコロナに向けたキャッシュレス化への取り組みや地方活性化の在り方などを取り上げてきた。キャッシュレス化への取り組みは、それ自体が…
第37回:「知徳報恩の話(3)」
コラム
<はじめに>友達が「歯が痛い」と言う。虫歯か?親知らずか?そんな辛そうな様子を放っておくわけにもいかず、Googleの検索窓に「歯医者」と入れてみる。おー。出てくる出てくる(笑)。 ◯◯歯科クリニック 4.0 ☆☆☆☆★ (44) 歯科医院 銀座◇丁目△…
アフターコロナ第29回:鉄道廃止後はBRTか、バスでの存続の検討前に
コラム
前回は、鉄道施設の維持・管理を福島県等が行い、JR東日本が列車を運行する上下分離方式で只見線が2022年10月に全線復旧したことを紹介したが、乗り鉄の友人たちからは朝の込み具合の一方、昼間の乗客の少なさ、小出駅側からの出発の場合の前泊の問題などが伝えられている…
第36回:「知徳報恩の話(2)」
コラム
<はじめに>Google Mapのナビはカシコイ。行き先を入力すると現在地からの経路を教えてくれる。可能な範囲で、複数の代替経路も教えてくれる。有料区間の有無、リアルタイムの渋滞状況、さらには到着までの予想時間まで(下図)。運転時に使ったことがある人なら、この…
アフターコロナ第28回:只見線の復旧に地域交通の在り方を考える
コラム
2011年の新潟・福島豪雨で不通となっていたJR只見線が、22年10月に実に11年ぶりに全線が再開通した。只見線は福島県から新潟県まで、36駅135.2㎞を走る路線である。複数の橋梁流出があった会津川口駅―只見駅間27.6㎞は復旧工事が行われず、同じく台風の影…
第35回:「知徳報恩の話(1)」
コラム
<はじめに>Facebookが「知り合いかも」と教えてくれた写真。顔と名前に見覚えがあった。ネット上で古い「縁」にたどり着くとは。30年近くたっても面影が残っていることに感心しつつメッセージを送る。30年も音沙汰がなかった(いや、連絡手段がなかっただけか)高校…
アフターコロナ第27回:乗り鉄ならではの視線ー連結切符購入をストレスフリーに
コラム
先月、所要のついでに、2回に分けて西日本の気になる列車に乗車した。初回は、9月23日に開業したJR九州の西九州新幹線「かもめ」。特急「リレーかもめ」と合わせて博多-長崎間を往復した。また、休祝日運行の特急「あそぼーい」、「ゆふいんの森」という2つのD S(デザ…
第34回:「市場構造の変化から考えるポイントサービスの今後 (2)」
コラム
<はじめに>「マイル修行」という言葉をご存知だろうか。航空会社の運営するマイレージサービスで多頻度顧客に提供される上級会員特典 (Frequent Flyer Program) の獲得を目的に有償で飛行機に何度も乗ることを指すらしい。マイル修行はある種のニッチ…