Jライブラリー
つながりから 新たな価値共創へ
ジンテックは未来がよりよい社会となるよう、「価値共創を生む“つながりの場”づくり」に取り組んでいます。Jライブラリーは私たちの“つながり”から集まった様々な情報をお届けするライブラリー。
- 最先端の情報をサイバーセキュリティやDX分野の専門家が、独自の視点と分析でわかりやすく解説する「連載 なるほどコラム」
- ジンテックが主催、または、地域金融変革運動体など、よりよい未来を共に考える皆さまと共催するセミナー・講演会のダイジェストレポート
- 様々な人との対話により「本当に大切なもの」をみつけ、共に新しい世界を創造していきたい。そんな願いから生まれた「つなタイ―対談」
Jライブラリーから、さらなるつながりや新たな価値が創造されますように!
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第55回:AI浸透後に広がる社会を妄想する(1)
コラム
<はじめに>先日、興味深い挿絵(イラスト)を見つけた。1892年、ある週刊誌に掲載されたものらしい。記事のタイトルは “Frank Reade and His Steam Horse”。Project Gutenberg より引用背景にあるのは「蒸気機関」の登…
日本のサイバー安全保障戦略の変化と企業への影響(第5回)
コラム
1. はじめに近年、サイバー攻撃の脅威が急速に高まっています。これに対応するため、日本政府は「能動的サイバー防御」という新しい戦略へのシフトを検討しています。2024年7月に報道されたものだけでも、次のような論点が明らかになっています。能動的サイバー防御の導入…
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第54回:変化の捉え方 〜 モノを売る or 体験を提供する
コラム
<はじめに>「コールセンター」という言葉にどんな印象をお持ちだろう?先日、とある通販のコールセンターに電話した。定期便の商品を解約しようにも、とにかく電話がつながらない。申し込みは簡単にできたのに(笑)、解約がこんなに大変だとは。結果的に、行政の消費者センター…
インシデント(不正侵害等)の現場支援から得られた教訓(第4回)
コラム
はじめにここ数ヶ月間、サイバーセキュリティ関連の相談や助言依頼の件数が増加しています。特に、発生したインシデントへの対応に関することですが、その一部に、被害組織から対処支援を求められたシステム関連会社等からの依頼もあります。このような状況の中で、次のような「不…
Jタイム(第11回)~ゆるく温かいつながりの時間~
つなタイ-対談
Jタイムは、当社CINO(Chief Innovation Officer)の日下智晴が、「人と人とのつながり」から新しい価値は生み出せるのか?を、ゆるく考えていく対談シリーズです。台本は一切無し。対談者と向き合う中で生まれる、刺激・違和感・もやもや。ライブな…
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第53回:変化の捉え方 〜 契約の話
コラム
<はじめに>はんこ押印ロボットの話題を覚えているだろうか。図1. 「はんこ押印ロボット」(インプレス記事参照、*1)2019年の国際ロボット展に興味深いロボットが登場した。デンソーウェーブ、日立キャピタル、日立システムズの3社による、押印ができるロボティクスソ…
日本型組織が陥りやすい、サイバー攻撃対処の「不適切な考え方と意思決定」 (第3回)
コラム
ここ数年、会社規模に関係なく「デジタル化」の圧力が高まってきています。しかし、現場において、検討するが思い通りに進まない状況が見られています。特に、日本型組織と言われる「日本独自の文化や経済状況に基づいて発展してきた企業や団体の組織」において顕著に現れている印…
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第52回:変化の捉え方 〜 コミュニケーションツールの話
コラム
<はじめに>とある企業の役員が力強く語った。 「当社は、会議のDX(Digital Transformation)を推進する」検討案は次の通り。 「会議用タブレットを導入する」 → 紙を配るのではなく、電子的に資料を参照できるようにするためさて、読者のみなさ…
「標的型攻撃メール訓練」から
「フィッシング意識向上トレーニング」に移行を!
(第2回)
コラム
はじめに多くの企業で「標的型攻撃メール訓練」が実施されていますが、最近のフィッシングメール(インターネット上で詐欺行為を行うために送信される電子メール)に対して、訓練効果が徐々に低下していると感じています。これは、筆者が参加している複数のチームが提供する「顧客…
〔変化をチャンスに 〜 変化を捉える視点と思考 〜〕
第51回:変化の時代
コラム
<はじめに>社会人生活30年、振り返ってみると驚くほど多くの変化を体験した。インターネットの登場はその最たるものだろう。入社直後、国内で商用サービスが始まった。続いてウェブ(World Wide Web)が浸透し、検索サービスや電子商取引、SNS(Social…
Jintec Special Dialog8
つなタイ-対談
Let’s Move On!‐先に進もう‐人と人をつなぎ、新しい価値共創から、幸福を追求する。(ジンテック 企業理念)Jintec Special Dialog “Let’s Move On!-先に進もう-”は、各分野で活躍する識者をゲストにお招きし、当社 代…
サイバーセキュリティは「弱みにつけ込む行為」への対策である(第1回)
コラム
はじめに日本におけるサイバー攻撃は、ここ数年で量・質ともに深刻化しており、市民の生活に影響を及ぼす事態が散見されるようになってきました。ところが、ほとんどの公的機関や企業において、深刻化するサイバー攻撃に適合したセキュリティ対策が取られていません。その理由の大…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <最終回>
コラム
海外のNeo Bank、Challenger Bankと我が国の方向性今までのジンテック通信で、世界のFinTech企業の金融サービスに対する取り組みなどを紹介してきた。FinTech企業が出現し、個人ユーザーを中心に支持を拡大してきたのは、従来の金融機関の業…
Jタイム(第10回)~ゆるく温かいつながりの時間~
つなタイ-対談
Jタイムは、当社CINO(Chief Innovation Officer)の日下智晴が、「人と人とのつながり」から新しい価値は生み出せるのか?を、ゆるく考えていく対談シリーズです。台本は一切無し。対談者と向き合う中で生まれる、刺激・違和感・もやもや。ライブな…
第50回:変化を捉える視点
コラム
<はじめに>ある経営者の言葉が印象に残っている。文脈は DX(Digital Transformation)だった。 「現事業の収益性を上げることが最優先なんだ。 デジタルツールを導入して自動化すればコスト削減が可能だろう?」別の経営者の言葉も紹介しよう。同…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第12回>
コラム
前回、中央銀行が発行するデジタル通貨の仕組みなどを紹介した。中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)は、民間企業が発行する電子マネーや、銀行などが発行するデジタル地域通貨などと異なり、強制通用力を持つ。中央銀行が発行するにあたっては、十二分に安全性に配慮し、…
第49回:顕名化と組織づくりの話
コラム
<はじめに>新たにチームをつくります。あなたはリーダーです。さて、 ・どんなチームをつくりたい? ・そのチームの特徴は? ・そのチームが大切にする価値観は?組織づくりは難しい。上記は、第47回で紹介した一般社団法人DeruQuiのワークショップ(以下、D…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第11回>
コラム
~デジタル通貨をめぐる世界の動き~前回、デジタル通貨時代に向けて、古い紙幣や1円玉などの硬貨の廃止に言及した。近未来は「デジタル通貨」時代になりそうな状況だからである。通貨に類する電子的な決済手段といえば、「電子マネー」がある。しかし、中央銀行が発行する「デジ…
Jタイム(第9回)~ゆるく温かいつながりの時間~
つなタイ-対談
Jタイムは、当社CINO(Chief Innovation Officer)の日下智晴が、「人と人とのつながり」から新しい価値は生み出せるのか?を、ゆるく考えていく対談シリーズです。台本は一切無し。対談者と向き合う中で生まれる、刺激・違和感・もやもや。ライブな…
第48回:「顕名化と『個別最適化』の話」
コラム
<はじめに>先日、次のような絵を見つけた。みなさんは、以下の絵から何を感じ、何を読み取るだろうか。今の教育システム(*)https://resemom.jp/article/2021/01/18/60019.html(*) https://note.com/j…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第10回>
コラム
~1円玉とともに、旧紙幣の廃止も検討すべきでは~前回、Rounding Ruleを導入して、1円硬貨などの製造を廃止し、少額硬貨をコインレスにすることを検討する時期なのではないかと書いた。しかし、スーパーや小売店などのレジシステムの変更、消費税の問題、釣銭クレ…
第47回:「顕名化と “学び” の話」
コラム
<はじめに>あるところで聞いた言葉が印象に残っている。 「教える場」ではなく「学ぶ場」を。「教育」は「教える側」の言葉のように聞こえる。広辞苑によると「教育」とは「教え育てること。望ましい知識・技能・規範などの学習を促進する意図的な働きかけの諸活動」とある。例…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第9回>
コラム
~Rounding Rule''の導入によるコインレス化~“Rounding Rule''(ラウンディング ルール)というものをご存じだろうか。カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、オランダ、ベルギー、アイルランド、フィンランドなどで導入されている「釣銭に…
Jタイム(第8回)~ゆるく温かいつながりの時間~
つなタイ-対談
Jタイムは、当社CINO(Chief Innovation Officer)の日下智晴が、「人と人とのつながり」から新しい価値は生み出せるのか?を、ゆるく考えていく対談シリーズです。台本は一切無し。対談者と向き合う中で生まれる、刺激・違和感・もやもや。ライブな…
FIT2023「データとメカニズムから紐解く、 Well-beingな組織づくり」セミナー
セミナー
※本セミナーは2023/10/27にFIT2023@東京国際フォーラムにて開催されました。※動画での視聴も可能です。(下部にあり)【パネリスト】慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授 前野 隆司 氏株式会社ハピネスプラネット 代表取締役…
第46回:「顕名時代の教育」
コラム
<はじめに>「受験」 - 入学や入社、また資格をとるための試験を受けること。いろんなところに「受験」がある。大学受験、高校受験が人生の分岐点になった人もいるだろう。中学受験を経験した人も多い。中には「お受験」がある小学校もあると聞く。「受験」という言葉には苦…
保護中: 《FIT2023セミナー》SMS×SNSマーケティングの最前線 【ふくおかFG】における若年層とのエンゲージメント強化
セミナーこの記事は、パスワードで保護されています。
パスワードを入力する世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第8回>
コラム
~金融機関のセキュリティ対策のさらなる強化が必要~銀行の預金口座からの不正払戻しが、今年、急増している。全国銀行協会が公表している「インターネット・バンキングによる預金等の不正払戻し件数・金額」によると、2023年の上半期の不正送金額は30億円に達しており、不…
第45回:「データ戦略と信頼モデルの話(5)」
コラム
<はじめに>法務担当の言葉が印象に残っている。20年ほど前、契約文を確認していていた時だった。 「ホントは、信頼できる相手であれば契約書は不要なんですよ。」当時、ビジネス、特にB2Bの世界では契約書は当たり前だと考えていた。だが、信頼できる相手であれば口頭でも…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第7回>
コラム
~小学生も高齢者も取り込むキャッシュレス社会~2022年のキャッシュレス決済比率が36.0%に向上し、銀行口座振替を加えたキャッシュレス決済比率は、58.8%になった(月刊消費者信用2023年9月号)。キャッシュレス決済比率は、確実に向上しており、インフキュリ…
第44回:「データ戦略と信頼モデルの話(4)」
コラム
<はじめに>スマートグラスに関連するニュースが衝撃的だった。 「最先端の顔認証技術を用いて人混みなどで容疑者を発見できるハイテクのサングラス」https://www.afpbb.com/articles/-/3161548https://www.gizmodo…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第6回>
コラム
~小学生も高齢者も取り込むキャッシュレス社会~日本において、消費者のキャッシュレス利用を推進し、DX化し、効率化・省力化を図るうえでネックだったのが、少額取引である。キャッシュレス決済手段を導入するにあたり、事業者の決済機器の購入やレンタルの費用、加盟店手数料…
Jタイム(第7回)~ゆるく温かいつながりの時間~
つなタイ-対談
Jタイムは、当社CINO(Chief Innovation Officer)の日下智晴が、「人と人とのつながり」から新しい価値は生み出せるのか?を、ゆるく考えていく対談シリーズです。台本は一切無し。対談者と向き合う中で生まれる、刺激・違和感・もやもや。ライブな…
第43回:「データ戦略と信頼モデルの話(3)」
コラム
<はじめに>こんな記事を見つけた。 「急な出張が入った。手伝ってくれる人を探している。お礼はする。 ある人から荷物をもらってくるだけ。」ちょっとしたバイト感覚だろう。ネット上で紹介してもらった人から、荷物を運ぶだけで相当額(数万円)のお礼をもらったという。こ…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第5回>
コラム
~カードを持たない人へのキャッシュレス決済手段の提供~スウェーデンでは、欧米で主流のクレジットカードによるリボルビング払いとは異なる、分割での後払いサービスが生まれた。無金利で3回、または4回の分割払いができるBNPLである。BNPLとは、Buy Now, P…
第42回:「データ戦略と信頼モデルの話(2)」
コラム
<はじめに>その昔「ガマの油」を売る行商がいた。その売り方が面白い。Wikipedia に解説があるので、少し長いが引用してみよう。「香具師は、ガマの油は万能である、と語り、まず止血作用があることを示すために、刀を手に持つ。(中略)このように刀の切れ味を示した…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第4回>
コラム
~国民IDの利用の果たす役割は大きい~マイナンバーカードの活用が急がれている。世界ではすでに、国民IDを使ったデジタル化が整備されているからだ。国民IDを活用すれば行政サービスの効率化だけでなく、国民一人一人の実態に合った保護や支援が可能になる。脱税や不正な受…
第41回:「データ戦略と信頼モデルの話(1)」
コラム
<はじめに>高校生の娘がいる家庭に「ゆりかごのクーポン」が届いた。父親は激怒。 「うちの娘はまだ高校生だ。ゆりかごのクーポンを送るなんて、ふざけるな!」後日、様子は一転する。店舗責任者が謝罪の意を伝えた際、父親は次の言葉を口にした。 「私が知らないうちに、娘が…
Jintec Special Dialog7
つなタイ-対談
Let’s Move On!‐先に進もう‐人と人をつなぎ、新しい価値共創から、幸福を追求する。(ジンテック 企業理念)Jintec Special Dialog “Let’s Move On!-先に進もう-”は、各分野で活躍する識者をゲストにお招きし、当社 代…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第3回>
コラム
~現金決済を禁止すべきか、キャッシュレスオンリーを禁止すべきか~前回は、キャッシュレス取引が圧倒的なスウェーデンでも、現金取引に一定層のニーズがあることから、日本でキャッシュレス化が進んでも当面の間は、現金の用意が必要であろうとの結論に至った。また、銀行はAT…
第40回:「知徳報恩の話(5)」
コラム
<はじめに>名古屋出張時に知人と昼食をご一緒した。食事中に知人のスマホに通知が届く。 「あ。ちょっとごめん。投稿しなきゃ。」スマホを手に取り写真を撮って投稿。なにやら楽しそうだ(笑)。数分後には友達からさっそくメッセージも届いたようだ。なんのアプリを使ってる…
Jタイム(第6回)~ゆるく温かいつながりの時間~
つなタイ-対談
Jタイムは、当社CINO(Chief Innovation Officer)の日下智晴が、「人と人とのつながり」から新しい価値は生み出せるのか?を、ゆるく考えていく対談シリーズです。台本は一切無し。対談者と向き合う中で生まれる、刺激・違和感・もやもや。ライブな…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第2回>
コラム
~現金はなくなるのか~スウェーデンでは、デビットカード決済がクレジットカード決済を大幅に上回り、B to C決済で利用されていること、C to Cでは無料送金アプリの利用が8割に達していることなどから、現金取引が大幅に減少していることを第1回で紹介した。スウェ…
第39回:「知徳報恩の話(4)」
コラム
<はじめに>仲間から嬉しいメールが届いた。 「やっと気兼ねなく飲みにいける♪ 連休明けたら飲みにいこう!」なにやら、連休明けからイロイロと変わるらしい。この3年間、自粛でなにかと会食など、気にすることが多かった。飲み会にお客さんを誘うとか、仲間とカラオケに行…
世界の銀行・FinTech企業のキャッシュレス化・DX化への取り組み <第1回>
コラム
今回からは、筆者が実際に訪問した国における金融機関、国際ブランド、FinTech企業や流通企業などのキャッシュレス化とDX化に対する取り組み内容を紹介していきたい。筆者は、コロナ前に約4年間で、北欧、西欧、南欧、北米、中米、中国、韓国、東南アジア、インド、オー…
第38回:「ChatGPTの話」
コラム
<1. はじめに>「すみません!寝坊してしまって遅れそうです。申し訳ありませんが、もう少しだけ待っていてくれませんか?今日のランチを楽しみにしていたので、必ず行きます。もうしばらくお待ちいただけると助かります。」ChatGPT、恐るべし。上記の文章は、注目を集…